◇3月24日(金)に、今年度をもって退職される服部芳久事務長(高26期)の退任式を行った。佐藤 武校長が事務長の紹介を行い、事務長から挨拶をいただいた。挨拶の中で事務長は3つの事をお話しになった。
「1つ目は『人との出会いを大切にしてほしい。』
本校第5代校長 内山 真先生と、第17代校長 外山 純先生との出会いは私の人生に大きな影響を与えてくれた出会いでした。多感な時期での人との出会いはその後の人生を左右するほどのものといっても過言ではないと思います。是非これから出会う人々とのつながりを大切にして欲しいと思います。
2つ目は『本校の校訓 感謝・勤勉・鍛錬です。』
人が存在するということはそれだけで誰かのお陰であり、誰かに支えられています。何事にも感謝の気持ちを持って生活して欲しい。
勉強もスポーツも常に日々の努力が大切です。今日頑張ったから明日は休みでは結果に繋がるわけがありません。日々の積み重ねが結果に繋がり、結果に出ます。
自分が頑張っているという事は自分が決めるものではありません。頑張っていることは他人が見て決めることです。自分で基準を作らず日々鍛錬です。
3つ目は私の座右の銘『有言実行です。』
人は一人では生きていけません。常にチーム(組織)にいます。皆さんは現在、秋田商業高校というチームに所属しています。そのチームを作っているクラスや班に所属しています。チームの目標が決まると自分の目標が決まります。自分は何をしなければいけないかが決まります。有言実行です。その過程で苦しいことや挫折もあると思いますが、ただ漠然と生活をするのではなく、常に自分に高い目標を持っていれば、目標は達成できると信じています。勿論、先に話をした日々の積み重ねがなければいけません。いま君たちには可能性があります。新年度から始まる運動部・文化部の各種大会。自分の目標は何かを心に置いて、日々努力をして100周年を迎える秋田商業の歴史の1ページを作れるような活躍を期待しています。」と先輩の思いが詰まったお言葉をいただいた。生徒会長が感謝の気持ちで込めて花束を贈呈し、最後に教職員、生徒全員で校歌を斉唱し、その言葉に応えた。
◇退任式後、人事異動等により転出される12名の先生方の離任式を行った。
(今年度転出者)
村上 清秀 教頭(能代松陽高校)
園部 晋士 先生(本荘高校定時制)
小西 一幸 先生(仁賀保高校)
亀田 拓朗 先生(秋田西高校)
保浦 寿子 先生(河辺中学校)
山田 雅弘 先生(新屋高校)
守屋 大 先生(新屋高校)
石井 洋年 先生(和洋高校)
田中 孝志 先生(五城目高校、秋田明徳館高校)
鎌田 聡 先生(秋田高校、金足農業高校)
保坂 潤子 先生
松下 秀博 主査(秋田城跡歴史資料館)
校長が転出される先生方を紹介した後、一人ずつ話をしていただいた。
村上教頭先生は、「秋商は素晴らしい歴史と伝統のある学校です。そこにあなた方はいます。今何をすべきかを考えて、そして将来に向けて行動できるような人になって欲しいと思います。何もしないで失敗したというよりも、行動を起こして結果を残せるような人間になって欲しいと思います。」と激励してくれた。
式後、運動部の2年生男子は、緊張感と使命感を改めてを味わったと、今後の頑張りと先生方への感謝の気持ちを話してくれた。