◇4月5日、12名の教職員の方々をお迎えし、新任式を行いました。 それぞれ先生方からは本校に勤務する喜びとともに、生徒と一緒に歩んでいきたいというあたたかい希望の言葉が述べられました。
◇続いて、1学期始業式を行いました。 佐藤 武 校長は、次のことを話されました。
新年度に当たり3年生は最上級生として学校を背負う年になる。部活動でも同様であり、多くの部活動が全国で活躍できることを期待している。2年生は明日入学してくる新入生を指導する立場の中堅学年である。歴史と伝統をしっかり伝えてほしい。
初心に返って目標を新たにしてほしい。1日として同じ日はない。日々変化していることを自覚し、毎日新しい「日」を感じて生活してほしい。初心を忘れ、慣れたときが一番危険である。
現在創立100周年に向けて雄水会で100周年史を編纂している。その編纂途中の原稿を見る機会があり、驚いた。本校は1920年(大正9年)に秋田市楢山に開校している。その後、第2次世界大戦で1944年(昭和19年)に募集停止、1947年(昭和22年)に廃校予定であった。終戦後の1946年(昭和21年)に同窓生の陳情により存続することになり、その後茨島校舎、八橋校舎、そして現在の勝平校舎に変わっている。一時は廃校の危機があり、もし先輩たちの頑張りがなければ皆さんはここにいないということである。そんな歴史の変遷を経て今年で97年目、2020年には100周年を迎えることになる。 私は昨年度卒業式に配布された生徒会誌「蒼穹」に「秋商DNA」というタイトルで文章を書いている。学校という現場では生徒は3年で、教職員も10年もすればほとんど入れ替わる。一方で校風や伝統という学校を形作る秩序はそこで過ごした生徒達によって守られている。しかし伝統や文化は少しずつ時代に合うように変化していくことも必要である。この流れが学校が生きているということである。 100周年に向けて皆さんが伝統を守っていくのはもちろんだが、さらに守るだけではなくて、変えていかなければいけないこともある。皆さんは100周年を迎えたその後の100年に繋がる重要な役目を担っている。「伝統は革新の連続である」という言葉もあるように、毎日の生活を通しながら新たな伝統を築くために頑張ってほしい。 イギリスの自然科学者ダーウインは「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き残るのでもない。唯一生き残れるのは変化できるものである。」と話している。この変化の激しい時代に秋商をさらに発展・進化させていくのは皆さんの力である。活躍を期待しています。
◇始業式終了後、春休みに行われた全国選抜大会の大会報告および賞状伝達が行われました。報告したのはレスリング部、男女柔道部、女子卓球部、男子剣道部。賞状伝達はレスリング部と男子テニス部でした。