2学期始業式

◆始業式に先立ち、夏休み中に受賞した各部の賞状伝達を行いました。東北大会で3位入賞したテニス部が代表で賞状を受け取りました。

その後、夏休み中に行われた各種全国大会の報告会を行いました。


◆始業式に先立ち、今学期から新任となるALTエミリン・ルー先生の新任式を実施し、先生からはこれからの思いをいただきました。

 

◆8月21日(水)に2学期の始業式を行い、石井潔校長は式辞で次のことを話されました。

今年の夏休みはとても熱い夏休みでありました。約1ヶ月の期間中、インターハイ、文化部の全国大会、部活動の遠征や炎天下での練習、生徒会執行部は、体験入学の手伝いや店舗での秋商商品の販売、そして8月13日から17日にかけて秋田市と台湾との交流事業が台南市で行われ、本校のバスケットボール部が秋田市の代表として、台南市の高校のバスケットボール部とスポーツの交流に参加してくれました。さらに、3年生は受験先の出願書類の作成や就職対策講習会の参加、夏休みアルバイトと、それぞれが、有意義な夏休みを過ごしてくれたことと思います。お疲れ様でした。
先ほどの報告会で報告がありましたが、南部九州ブロックインターハイに、出場した選手の皆さん、九州・沖縄の猛暑の中、暑さに負けずよく健闘してくれました。
また、文化部の全国大会でも、各部が自分たちの実力を十分発揮してくれたことと思います。よく頑張りました。さらに、吹奏楽部は全県のコンクールで金賞を受賞し、よく頑張りました。そして全国和菓子甲子園決勝戦では、齋藤さんと菅原さんが奨励賞を獲得し、健闘しました。
大会を通して、目標とした結果にはたどり着かず悔しさの残る人もいるかもしれませんが、私は、皆さんが、全国で勝ち上がるために準備を整え、仲間と共に厳しい練習を課して努力したこと、そして、全国の強豪校を相手に、正々堂々と持てる力を出し切り、戦ってくれたことを評価したいと思います。この後、3年生の中には、国体や全国サッカー選手権大会等、全国大会が続く人もいますが、3年生は、部活動で頑張った3年間の経験を糧にして、自分達のこれからの進路、そしてこれからの人生に活かしてほしいと思います。また、1・2年生は、3年生の先輩たちの「思い」を引き継ぎ、これからの練習に、一層励んでほしいと思います。


さて、私は、夏休み中に、本校卒業生の皆さんの「喜寿を祝う会」に招待していただく機会がありました。喜寿祝いは77歳を迎える皆さんの長寿を祝う日本の風習でありますが、お祝いの会では、皆さんとても元気で、終始笑顔で和気藹々と高校時代のお話を懐かしく話しておりました。私は、皆さんからたくさんの「元気」をいただきました。何よりも驚いたのが、全国から60名を超える大勢の同期の皆さんが参加し、高校を卒業してから60年間、毎年欠かさず同期の会を行っているとのことでした。
ところで、生徒昇降口の入り口の上に掲げている言葉は何でしょうか?「秋商我と共にあり」ですね。これは、秋田商業高校の卒業生の皆さんの合い言葉で、愛校心と、「仲間の絆の深さ」を意味しており、創立以来、伝統として受け継がれています。私は、母校を「心の拠り所」として生きている皆さんの諸先輩達を見ていて本当に羨ましいと思います。皆さんの学校は、他の人たちから見て、「羨む学校」であることを是非わかってほしいと思います。みなさんも、高校生活を通して、先輩・後輩の絆、そして、同期の仲間の深い絆を持って、卒業してほしなっと、私は、期待しているところであります。
今日から2学期が始まりますが、この2学期は、学校の行事がたくさんあります。球技大会、2年生のインターンシップ、ビジネス実践、2年生の修学旅行、そして芸能発表等であります。これらの学校行事は、皆さんがこれまで学び培ってきたことを応用し、実践として生かす絶好の機会であります。一生懸命取り組んでほしいと思います。同時に、これらの活動を通して、先はどの喜寿の会の大先輩方のように、先輩・後輩の絆、そして同学年の仲間の絆を深めていただきたいと期待しております。
最後になりすが、3年生のみなさんはいよいよ進路本番となります。就職希望の人は、夏休み中に希望する会社を見学してきたり、履歴書を書いたり、面接練習をしていることと思います。就職試験に向け、準備に怠りがないようにして下さい。しっかり準備をし、自分に自信を持って試験に臨み、面接官の方に積極的に自分を表現してきてほしいと思います。また、進学を希望するみなさんも同じです。面接試験では、なぜその大学を選んだのか?将来の夢や就きたい職業を交えて熱く語れるようにしておきましょう。3年生のみなさんの健闘を祈ります。1・2年生は、進路実現に向かって頑張っている3年生の後ろ姿を、1年後・2年後の自分の姿として、しっかりと見て、参考にしてほしいと思います。
皆さんの2学期が大いに実りある学期になることを期待して、始業式の挨拶とします。

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