◆始業式に先立ち、中国インターハイで学校対抗戦で3位入賞したレスリング部の賞状伝達式、並びに全国大会報告会を行いました。
◆8月22日(月)に2学期の始業式を行い、佐藤武校長は式辞で次のことを話されました。
・インターハイに参加した選手の皆さん。全国の強豪チームとの戦いお疲れ様でした。私もいくつかの試合を見ることができ、その活躍にはとても感銘を受けました。1,2年生はこの先、全国での差を縮める努力をしてほしいと思います。3年生はこの貴重な経験を今後の人生に生かしてほしいと思います。
・今日でリオオリンピックが終わります。日本は過去最高41個のメダルを獲得しました。印象的だったのは、結束力、団結力、互いの信頼感の強さ、そして一人一人が自分の役割を自覚してチームのために全力で立ち向かう姿でした。入賞者全員がコーチやスタッフ、家族や応援してくれた人への感謝の気持ちを素直に表現していることでした。 また、怪我や挫折を乗り越え、苦しい練習を継続して行うこと、メダル獲得を目標にして日々努力すること、普段からチャンスをものにできるように努力する姿勢は、是非、これからの生活の参考にしてほしいと思います。・4年後の2020年は東京オリンピックです。また同年は本校の創立100周年の年でもあります。在校生の中から是非選手として参加できる生徒が出て、100周年の記念に花を添えてほしいものです。
・まだまだ暑い日が続きますが、暦の上では秋です。皆さんは秋といえばどんな秋を思い浮かべるでしょうか。1学期のスポーツの活躍は全県に「秋商」の名前を発信してくれました。この2学期では1学期の取り組みを土台として、すべての面で「実りの秋」「充実した秋」になるように取り組んで、社会に通用する力・社会に貢献できる力をさらにつけて、人間力の向上に努力してほしいと思います。自分で自分の限界を決めずに取り組んで、2学期の終わりには充実感・達成感が感じられるようにしてほしいと思います。
・2学期は本校最大のイベント「Akishop」「キッズビジネスタウン」が開催されます。今年は10月8~9日の2日間です。来年度秋田市で全国産業教育フェアが行われ、そのプレ大会としての開催です。全国産業教育フェアは全国から300校、約10万人の参加者が予定されています。当然本校は、商業部門の中心となりますので、来年の大会を成功させるためには皆さんの協力が必須です。また、これらの行事に参加することで、協力することの難しさと大切さ、思いやりの心、感謝の気持ち、そして苦労した後でしか味わえない充実感や達成感を感じてほしいと思います。
・その中でも特に「思いやりの心」を培ってほしいと思います。7月の下旬にニュースで大きく報道されましたが、相模原の障害者施設で殺傷事件がありました。また今月、東京の地下鉄で目の不自由な方がホームから転落して亡くなる事件がありました。誰かが声をかけたら起こらなかった事故とも言われています。Akishopなどのイベントでは勿論、普段の日常生活でも積極的に「思いやりの心」を持って人と接することを希望しています。
・最後になりますが、3年生は進路実現に大切な時期です。自分の夢を実現するため入学以来努力し、培ってきた学力・体力・気力など人間力を総動員して、就職試験、入学試験に取り組んでください。3年生が抜けた部活動では1,2年生が部活動の大黒柱となります。3年生から引き継ぐべきものを引き継いで活躍してほしいと思います。実りある秋になるよう期待して2学期の挨拶とします。