2学期始業式

◆始業式に先立ち、休み中に出場した全国大会の報告会並びに賞状伝達を行いました。

◆8月21日(火)に2学期の始業式を行い、石井潔校長は式辞で次のことを話されました。
 東海インターハイに、出場した選手の皆さん、お疲れ様でした。フェンシングエペ競技で齋藤華南さん(1年生)が優勝、レスリング競技で島谷侃(すなお)君(3年生)が55㎏級で3位入賞、本当におめでとうございます。全国の強豪相手に、皆さんが正々堂々と持てる力を出し切り、戦っている姿を見て感銘を受けました。
 3年生はこの経験を後輩に伝えると同時に、自分達のこれからの人生に活かしてほしいと思います。また、1・2年生は来年の南九州インターハイに出場し、先輩たちの実績を上回ることを目標に、練習に励んでください。

 2学期は、学校の行事がたくさんあります。球技大会、2年生のインターンシップ、ビジネス実践、2年生の修学旅行、そして芸能発表等であります。これらの学校行事は、皆さんがこれまで学び培ってきたことを応用し、実践として生かす絶好の機会であります。行動力、コミュニケーション力、チームワークを磨き上げてください。特にチームワークは大事であります。
 チームワークは組織としての目標を達成するためには、大きな力を発揮します。ポイントは、仲間を理解することであります。相手の話に耳を傾け、自分の意見をわかりやすく相手に伝え、意見の違いや立場を理解し、尊重することが大事であります。仲間を理解することで信頼関係が生まれ、たとえ失敗しても仲間が全力でフォローし、成功に導いてくれます。しかし、決して仲間に依存してはいけません。自分の果たすべき役割をしっかりと全うすることが大事であります。

 さて、本校の合い言葉に、「凡事徹底」という言葉があります。凡事徹底は、「当たり前のことを徹底してやる」という意味ですが、実は、そう簡単なことではありません。
 身近な実例を紹介します。今年ロシアで開催されたサッカーワールドカップでの一例です。フランスが優勝し幕を閉じましたが、この大会では、日本の行動が世界の人々から話題になりました。「日本のサポーターは、非常に礼儀正しい。選手も汚いプレーをやらない」、というものでした。日本のサポーターは、応援の後、清掃をして帰ります。また、日本代表が、決勝トーナメントの1回戦が終わった後、彼らはロッカールームをきれいに整理整頓し、ロシア語で「ありがとう」と書き残したのであります。それを見た大会関係者はSNS上で絶賛しました。「礼儀正しさ」これが日本サッカーの「凡事徹底」であると私は思います。
 本校が掲げている「凡事徹底」は、とてもすばらしい言葉であり、卒業後、それぞれの分野でリーダーとして活躍を期待される皆さんには、ぴったりの言葉であると思います。皆さん一人一人がやらなければいけない「当たり前の事」は何かを考えてみましょう。そして、それを本校の学校生活を通して、徹底して実践してみましょう。

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