新年度を迎えるにあたり、本校では新型コロナウィルス対策のため、安心・安全に配慮した手洗いや換気、消毒等の励行に努め、授業や学校行事、集会等を実施していきます。
◇ ４月６日（月）山脇聡校長の着任式を行いました。
山脇校長は、「感謝」「勤勉」「鍛錬」を心に刻み、創立１００周年の誇りを胸に、秋田市立 秋田商業高等学校第２３代校長として着任すると述べていました。
◇ 続いて、６人の教職員の方々をお迎えし、新任式を行いました。
それぞれ先生方からは、創立１００周年の節目に赴任できた喜びとともに、生徒と一緒に歩んで いきたいという温かい言葉を述べられていました。
◇ また、１学期の始業式を行いました。
山脇校長は、次のことを話されました。
新型コロナウィルスでお亡くなりになった方々にお悔やみを申し上げ、感染された方の１日で も早いご回復をお祈りします。また、ウィルスと闘っておられる医療関係者をはじめ、多くの 方々に感謝申し上げます。
さて、新型コロナウィルス感染防止とはいえ、突然の臨時休業のまま、春季休業となり、約 ４０日間正常な学校生活ができぬまま、令和２年度が始まりました。まずは、これ以上の感染拡 大を抑えるため、手洗いやうがい、咳エチケットを励行することを強くお願いします。
令和２年は、第３２回東京オリンピック開催の年でありました。しかし、新型コロナウィル スのため来年に延期になりました。秋田市の中央支部総体や春季野球大会も中止となり、今後 の各種大会等も、状況を見守りながらの開催になろうかと思います。様々なストレスや目標の喪 失感もあろうかと思いますが、本日から部活動は再開可能となりますので、体と知力を使って全 力で取り組んで下さい。
２０１１年３月１１日、東日本大震災後の宮城県の中学生が卒業式で次のように述べていま す。「苦境にあって、天を恨まず、運命に耐え、助け合って、生きていくことが、これからの私 たちの使命です。」
この言葉に多くの国民が感激の涙を流しました。
なぜなら、この中学生の言葉から、未曾有の災害に対し、現実を受け止めて少しでも復興させ ようという強い意志と、すべての方々に感謝し、他者と協力しあいながら、勤勉に自分自身を鍛 錬し続けようとする前向きな行動力を感じたからだと思います。
令和２年度は、見えない敵に対し、強い意志を持って自己を鍛錬し、他者を認めることのでき る品格が求められる年です。人間としての品格を大いに高め、それぞれが秋田商業高校の生徒で あることを誇りに、創立１００周年の年を過ごすことを期待して新学期の挨拶とします。
