ビジネス実践でリサイクル商品を製作しました。(基礎講座)

 5月27日(木) ビジネス実践基礎講座(1年生)では、持続可能な社会づくりの担い手を育む教育(ESD:Education for Sustainable Development)を取り入れた学習を行っています。

最近の企業では、市場メカニズムの中で、株主がその立場・権利を行使して、経営陣に企業の社会的責任に配慮した持続可能な経営を求めていくようになってきています。そのため、ビジネスに関する内容を学習する本校としても、生徒たちにESG(環境・社会・企業統治)に配慮した商品製作等を意識した学びを大切にしたいと考えています。

今回の取組は、本校がリサイクル(環境)のことを考え、「住みよいまちづくり」(社会)を提案することができる学校(企業統治)であることをPRできる商品にしようという目標のもとに実施されました。生徒たちは本校で廃棄された古紙を企業に提供し、無料で得たトイレットペーパーにラベルとラッピングを施すことによって、独自の商品を製作するという体験をしました。

 商品には精巧さが求められます。生徒たちは、材料も少なく、一度の失敗も許されない緊張感の中で、受け取る相手が喜んでくれるような商品にしようと仲間と検討を重ねて製作をしていました。

 この商品の一部は、公共施設に無償提供する予定です。ささやかではありますが、この商品から地域の皆様に、秋田商業高校の「地域に根ざした取組」が伝わるとともに、自作の商品が社会で利用されているという「自己有用感」や「自信」が生徒の心に備わることを願っています。

 また、この意識が2・3年生時に企画する「AKISHOP」や「キッズビジネスタウン」での立案に影響を与えてくれるのではないかと期待しています。

この取組に協力をしていただきました「株式会社クラヤ」、「株式会社能代製紙」、「株式会社秋田故紙センター」様には、ご多用の中、格段のご配慮をいただきました。深くお礼を申し上げます。

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