秋商の歴史を知る

 7月1日(水)5校時のLHRに1年生が「秋商の歴史を知る」学習をしました。講師は武藤四郎先輩(高21期)です。武藤先輩は、本校の商業科の教員であった創立70周年のときに初代校長の「黒沼義介先生伝」を著しておられます。 DSC00843 100年ほど前に本校がどのような経緯で設立されたのか、どのような思いで先生たち生徒たちが秋商に集まったのかなどを知ることは、現在の自分たちの原点を改めて考えるきっかけとなりました。

<講話の中から> ・1920年(大正9年)一期生103名が入学し、5年後に卒業できたのは51名であった。『実力のない者を社会に送り出しては秋商の名誉にかかわる』として、厳しい進級・卒業の条件があったからである。

・初代校長の黒沼義介先生は、徳島商業学校と小樽商業学校の初代校長を歴任したのち45歳で秋田商業学校の初代校長となり、秋商の礎を築かれた。その精神を表した「校訓三綱領」は、今でも「感謝・勤勉・鍛錬」となり受け継がれている。

・校歌にある「秀麗の山鳥海は 久遠の雪の影浄し」は、鳥海山の穢れのない純粋、清潔、神々しさを表している。 「浩滔の水 雄物川 永遠に流れて 色深し」は、太古よりの永久の流れを誇る雄物川の豊かさ、気品、悠然さを物語っている。  そして、「これらは秋商生の目指す姿である」と校歌を解してくれました。 DSC00847

 「校風は、創り出すものではなく、醸し出すものである」と話されました。  日々の生活の中で、一人一人が秋商生としての自覚をもち、目標に向かって努力し続ける。その自覚の高さ、目標の高さが秋商を創っていくのだと感じました。

 武藤四郎先輩、ありがとうございました。

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