授業改善に向けて、「アクティブラーニング」の校内職員研修を行いました。
9月30日(金)、「アクティブラーニング」型授業の先駆者であり、第1人者である小林昭文先生をお迎えし、校内職員研修を行いました。
小林先生は産業能率大学教授として教鞭を執る傍ら、全国各地でアクティブラーニングを広めるための講演活動を行っています。本校では、物理の模擬授業と講演会を行ってくださいました。
授業では、生徒同士がおしゃべりし(教え合い)、テーブルに貼った模造紙に気づいたことを落書き(?)し、大勢の先生方に見られているのも意に介さないほど、とてものびのびと学習に取り組んでいました。「ちょっとここ教えてよ!」「わかった!」という声が飛び交う元気な授業風景でした。
最後に確認テストをやりましたが、全員が100点満点の花丸をもらい、みんなとてもうれしそうでした。
授業を終えた生徒に感想を聞くと、「おもしろかった」「疲れた」と明るい声で答えてくれました。「疲れた」というのは、それほど頭の中をフル回転させて考えていたからでしょう。
その後行われた講演会では、「『アクティブラーニング(能動的学習)型』授業の意義・効果・始め方」というテーマで50分間お話してくださいました。途中、本校の先生方との質疑応答が交わされ、双方向的な、まさにアクティブラーニング的講演会となりました。
本校では昨年度から「講義式授業からの脱却」を目標に、生徒主体の能動的課題解決型授業としてアクティブラーニングを積極的に取り入れる先生が多くなりました。
今回の研修会を契機としてますます活気のある授業が展開されることと思います。
これからも生徒の主体的な深い学びのために、アクティブラーニング型授業を主とする授業改善に取り組んでいきます。
※アクティブラーニングとは ― 一方的な知識伝達型講義を聴くという(受動的)学習を乗り越える意味での、あらゆる能動的な学習のこと。主体的・対話的で深い学びの実現のために「アクティブラーニング」の視点からの授業改善が求められている。